HOME > お知らせ >肝細胞研究会ホームページの開設に当たって

お知らせ

肝細胞研究会ホームページの開設に当たって

肝細胞研究会世話人代表
吉里勝利

本研究会は、肝臓を構成する細胞に関する研究の発展向上を図ることを目的として設立され、平成6年に第一回研究会を開催しました。この会の母体となったのは、市原明先生(現徳島大学名誉教授)が中心となって昭和60年(1985年)に設立された「初代培養肝細胞研究会」で、その後、年会を8回にわたって重ね、この分野の研究者の研究成果発表・意見交換の場として大きな役割を果たしました。最終年会は平成5年(1993年)で第九回に当たります。この年に市原先生は定年で徳島大学を退職なさいました。しかし、この研究会をさらに発展させようとの機運が高まり、肝実質細胞のみならず、肝非実質細胞も対象として、肝臓の発生と分化、肝疾患の病態生理及びその治療法に関わる研究者の会として227名の参加を得て、本研究会が発足しました。その後、研究会は順調に発展し平成19年度の会員数は314名となっています。

 研究会を構成する研究者は、その目的に相応しく、医学、医療、薬学、工学、農学、理学など多分野にわたっています。年会にはそのような多分野の研究者が肝臓研究を行っているという共通性の故に参加し、毎年、活発な議論が交わされており、日本における肝臓研究の情報発信の一つの場として機能しています。異分野の研究者の会ということで年一回という少ない機会での交流ばかりでなく、会員の研究に対する熱意を日常的・持続的に支え、また、本研究会の活動を研究会に所属していない肝臓研究者にも広く知って頂きたいとの願いから、研究会ホームページを設立し、公開することになりました。

 ホームページでは、年会など研究会の活動を公開し、また、会員の皆さんから肝臓研究の最先端の話題を紹介していただく予定です。会員各位におかれましては、このホームページを肝臓研究の交流の場・意見交換の場としても活用して頂きたいと存じます。今後、会員の皆さんのご意見を取り入れてより充実したホームページに育てたいと思っています。ご協力下さいますようお願い申し上げます。

平成19年9月17日

Page Top