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研究会活動紹介

第29回肝細胞研究会 会長まとめ

会長 名越澄子(埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科)

2022年8月25日(木)〜26日(金)に、スカイツリーが見える両国国技館近くのKFC Hall& Roomsにおいて、ライブ配信も併用したハイブリッド形式で開催いたしました。メインテーマは、基礎・臨床医学系、理学系、薬学系、工学系など多様な分野の研究者が、それぞれの属性を活かした肝臓研究者の一員として、活発な議論を繰り広げる場となることを祈念して「インクルーシブ肝臓学」といたしました。現地に多くの先生方においでいただき、本研究会らしい対面での活発な質疑応答を堪能できました。WEBと合わせて170名を超える方々にご参加いただきましたことに、深く感謝申し上げます。

特別講演は京都大学の松田道行教授に「細胞間情報伝達の可視化に基づく病態解明」とのタイトルで、組織のライブイメージングを駆使した最新の研究をご紹介いただきました。また、教育講演として、フェニックスバイオの立野知世先生に「異種細胞を持つキメラマウスの光と影」について今後の課題も含めたご講演をいただきました。さらに、東京大学の酒井康行先生と大阪大学の水口裕之先生に、シンポジウム「創薬のための生理学的培養肝組織モデルの開発」を企画していただき、深堀した議論が展開されました。

42題の一般演題はすべて口頭発表とし、多くの演者に現地で発表していただきました。「肝実質細胞」「細胞の分化・脱分化・オルガノイド」「NAFLD」「動物モデル」「肝癌」「線維化」「HBV・創薬他」と幅広い分野からご応募いただきました。そのうち、5演題を優秀演題賞として表彰しました。

  • 肝星細胞の脱活性化機構に基づく肝線維症新規治療薬の開発
    柳川 享世先生 (東海大学大学院医学研究科 マトリックス医学生物学センター)
  • NASH病態進展におけるリン脂質生合成経路の役割
    川村 聡先生 (東京大学医学部附属病院 消化器内科)
  • 培養下における肝細胞から腸幹/前駆細胞への運命転換
    三浦 静先生 (九州大学生体防御医学研究所 器官発生再生学分野)
  • ヒトiPS細胞を利用したMLL4領域へのB型肝炎ウイルスゲノム挿入による肝発癌メカニズムの解析
    土屋 淳先生 (東京医科歯科大学 消化器内科)
  • 肝細胞の肝星細胞活性化抑制作用における肝細胞膜の重要性
    井上 喜来々先生 (大阪公立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学)

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