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研究会活動紹介

第28回肝細胞研究会 会長まとめ

会長 竹原徹郎(大阪大学大学院医学系研究科)

2021年9月10日(金)〜11日(土)、淡路夢舞台を会場としてハイブリッドで開催しました。昨年と同様完全WEB形式の開催も考えましたが、現地での直接対話の重要性も感じておりましたので、感染対策をしっかり行い、可能な方は現地で参加いただけるようにとハイブリッド開催としました。結果的に、新型コロナウイルス感染症第5波真っ只中、開催地の兵庫県も緊急事態宣言が出されている状態での開催となりました。しかし、現地にも30名程度の先生にお集まりいただくことができ、WEBと合わせて150名を超える方にご参加いただきました。

特別講演は慶應義塾大学の佐藤俊朗教授に「ヒトオルガノイド研究の最前線:基礎から応用へ」と題して、ヒトオルガノイド研究の最新の研究をご紹介いただきました。またシンポジウムとして、シンポジウム1「肝臓を視る、知る、創る」、シンポジウム2「肝癌と微小環境」と題して、各分野の第一線でご活躍されている先生方にご研究内容をご紹介いただき、大変充実したシンポジウムとなりました。

一般演題も多くの発表をいただき、以下の4演題を優秀発表として表彰しました。

  • BH3-onlyタンパクによる肝細胞恒常性の維持
    工藤 慎之輔先生 (大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
  • 肝細胞と肝星細胞との細胞膜を介した細胞間クロストー
    井上 喜来々輔先生 (大阪市立大学大学院医学系研究 肝胆膵病態内科学)
  • 腫瘍溶解性ウイルス製剤(抗がん剤)であるレオウイルスによる肝線維化抑制機構の解明
    石神 育歩先生 (大阪大学大学院薬学研究科)
  • ヒトiPS細胞培養系を利用したB型肝炎ウイルスゲノム組込みによる発癌プロセスの解明
    土屋 淳先生 (東京医科歯科大学 消化器内科)

コロナ禍の中での開催方法を模索しておりましたが、WEBを併用するというハイブリッド開催という形をとることにより、多くの先生方にご参加いただけたことを大変感謝しております。と、同時に、一部の先生だけでも現地で意見交換できたことは、大変有意義であったと感じました。1日も早く新型コロナウイス感染症の流行が収まり、皆さんと現地で再会できる日が1日も早く来ることを祈念しております。

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